アニメ、マンガ、日常生活

主にマンガ、アニメを中心にしたサブカルについて語るブログです。たまに良い年をしたおっさんの日常で起こったことも語ります。
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECOMMEND
[まとめ買い] 彼方のアストラ
[まとめ買い] 彼方のアストラ (JUGEMレビュー »)
篠原健太
マンガ大賞2019。古い時代のジョブナイルSFっぽさが、おっさんには魅力的。
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
ヒストリエ 11巻 のネタバレ感想

JUGEMテーマ:漫画/アニメ





ヒストリエの11巻が発売になり、本日アマゾンから到着。早速読んだので、感想を。けっこうネタバレ気味で書きます。







ヒストリエは、古代ギリシャ世界を舞台にアレクサンドロス大王に仕えた書記官のエウメネスの生涯を描いたものです。作者は岩明均。
岩明均といえば寄生獣が有名ですが、こちらは古代ギリシャを舞台に堂々たる歴史大作になっています。ただし、連載開始が2003年で、現在11巻が発売になったところ。前巻の10巻も2017年発売と、かなりのスローペース。2006年ぐらいからけっこう休載が目立っているようで、「ベルセルク」あたりと並んで、正直、完成するかどうか微妙なところだと思っています。

この11巻では、すでにエウメネスはマケドニアの王朝に仕えるようになっており、その王朝内部での陰謀と策略が描かれた巻で、割と動きは少なくなっています。
エウメネスの恋人であったエウリュディケはフィリッポス(アレクサンドロス大王の父王)の第7王妃になって王宮にめされることになってますが、エウメネスはそれを(表面上は)割り切って、受け入れています。
このあたりの登場人物の無表情さ加減がなんとも云えない不気味さがあります。

寄生獣のころにはこの無表情さは、岩明均の画力が足りなくて表情をちゃんと描けないからとも言われましたが、その感情のない様子が、人外である寄生獣の相容れなさを表現するのに役立っていて、独自の味わいになっていました。
ヒストリエに登場する人物たちは、もちろん普通の人間なのですが、この人外っぽい不気味さがなんとも言えず、単純な歴史大作ではないなにかを感じさせます。
特にアレクサンドロスは二重人格で、左右で瞳の色が違い、左目の上に蛇の形の痣があるという設定で、さすがに後に大遠征を行うだけの異常さを感じさせます。
このマケドニア編になってからは、登場人物たちはかなり逝っちゃてる設定の人物が増えてきた印象があって、アレクサンドロスの他にもその母親のオリンピアス、アレクサンドロスに似た顔立ちだったが傷を負ったパウサニアスあたりが異様な印象を抱かせます。
特にオリンパスとパウサニアスが、11巻のラストで邂逅しますが、この先の波乱の中心になりそうです。

史実では、この先フィリッポスは暗殺されて、王位を継承すると東方へ10年に及ぶ大遠征を行って、ペルシャ帝国を滅ぼし、インドまで到達した挙げ句にバビロンで病死。
エウメネスはその後継者争いの内戦の中で、裏切りを受けて死亡していますが、このヒストリエという物語で、そこまで描けるのか?
もちろん描いて欲しいのですが、そうなると全40巻とか50巻とかの大河マンガになりそうですが、いまの刊行ペースでは到底無理。
まあ、こうなれば出来るところまででも付き合うつもりでのんびりと相手をするしか無いのだと思っています。

岩明均の作品では、同じギリシャ世界を舞台にしたヘウレーカ、日本を舞台にした時代中編2編を収めた「雪の峠・剣の舞」、そしてなんと云っても「寄生獣」がおすすめです。



コメント
コメントする









 

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.