アニメ、マンガ、日常生活

主にマンガ、アニメを中心にしたサブカルについて語るブログです。たまに良い年をしたおっさんの日常で起こったことも語ります。
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西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(1) ネタバレ感想

JUGEMテーマ:漫画/アニメ



諸星大二郎の西遊妖猿伝の最新刊が発売されたので、感想をご紹介します。
西遊妖猿伝は私にとってはオンリーワンの漫画家、諸星大二郎の代表作で、1983年に始まり、その後何度も何度も中断されながら、現在まで続いている伝奇アクション漫画になります。
隋末の戦乱で孤児になった孫悟空が、強大や妖怪「無支奇」によって斉天大聖の称号を授かり、民衆の怨念からくる超人的な力で暴れまわるというもの。
本来の西遊記の流れを、実際の隋末唐初の社会情勢に合わせて描いているという作品で、現在は西域篇の途中です。

以下、ネタバレあり






さて、この「西域篇 火焔山の章(1)」はかなり久々の単行本で、月刊モーニングTWOで連載されたものをまとめています。
舞台は西域の火焔山。悟空を除く三蔵法師一行が伊吾からトルファン盆地にある砂漠のオアシス都市の高昌国に向かう途中で、同行した子供を攫われ、追いかけてきた悟空が取り返すために火焔山の地下にある洞窟に潜入して……というもの。
そこで悟空は牛の被り物をした巨人(牛魔王)に出会い、戦うが……という展開です。

この巻では、あまり戦闘シーンは多くはなく、子供を奪取できずに高昌国にいった悟空が、怪しげな王女様に気に入られたり、因縁のある相手と喧嘩しながら食事したり、と割とギャグテイストのある展開です。
この巻は仕込みの巻といった感じで、多くの腹に一物ある登場人物達がうごめいているというものです。ここからどのように動いていくのか分かりませんが、悟空のことだから最終的には大暴れして、全てをぶち壊していくという展開になりそうです。



西遊妖猿伝は、構成として1部「大唐篇」2部「西域篇」3部「天竺篇」という構成になる予定ですが、現在、その西域篇の7冊目(ちょっと長めの中断を経て、西域篇 火焔山の章として再始動したというところです)。
まあ、このペースでは到底完結出来るとは思っていませんが、既に40年以上もの間、諸星大二郎ファンをしている身としては、この2020年になっても新刊が出るということで、ごちゃごちゃ言わずに購入一択。もちろん、久々の紙の本で買いました。

個人的には、西遊妖猿伝は大唐篇の前半が、伝奇アクションとしても、冒険ものの少年漫画としても白眉の出来で、マンガ史に残る名作だと思っていますが、その後は徐々にテンションが落ちていて、本来のテーマであったハズの滅亡の運命を変えていくというのは作者本人も忘れているっぽい気がします。
知らない人に「面白い!」って勧められる作品ではなく、正直、諸星大二郎に残された時間を考えると、得意の短編を多く描いて欲しい気がしています。
それでも、やはり諸星大二郎の新刊が出ると嬉しいのです。

火焔山については、あまり取材旅行に出かけることのない諸星大二郎にしては珍しく、写真家の佐藤健寿と一緒に取材しており、その成果は「世界伝奇行 中国・西遊妖猿伝編」としてまとめられていて、企画展も実施されています







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