「結んではいけない」 夏目友人帳の好きな話し
確かに多軌の初登場の回では、その陣のために多軌は質の悪い妖に絡まれて、貴志まで巻き込んでひどい目に有っていましたが、それに懲りずにまた使っています(その前の「蔵にひそむもの」のときにも使ってましたが)。
今回のもさもさした妖は性悪ではなかったようで、多軌の家の中で迷っていたのを多軌が助けたという形になっているのですが、迷子の原因は多軌の祖父が家中に張った結界。この人は、禁忌の陣を編み出したことと云い、実力はあるのだけど妖が見えないだけに厄介な遺産を残していく人です。
それで、貴志とニャンコ先生が多軌の家を訪れて、陣が祓い屋の間で禁術になっていて、使っていると妖に絡まれるだけではなく、祓い屋との関係で厄介事に巻き込まれる、と忠告。貴志がソフトな言い方をしようとしているのに、何も斟酌せずにズバッと言い切ってしまうあたりがニャンコ先生の良さですね。
多軌はキチンと事態を受け止められるし、変に遠回りな言い方をするよりも直截に言ってしまう方が良いのでしょう。
そして、多軌の家にもさもさとは別口でちっちゃな兎の妖が紛れ込んでいるのがわかり、その妖の連れの兎の妖がはぐれて迷子になってしまい、ずっと探しているという。
それで、貴志たちは家中を探すことにするのですが、もさもさも家から出られたのに周囲をうろついていて、多軌という人の子と初めて触れ合ったことで心に引っかかりが出来てしまったため、貴志を手伝うこととなります。
首尾よく兎の妖の片割れも発見して、もさもさは二人を連れて、多軌の家から出て今回の騒動は解決します。
その際にもさもさは、人と妖とは縁を結んではならない、無意味な縁だから、この陣を禁忌にした人は優しい人だったのだと述懐し、今回のサブタイトルの回収をします。
夏目友人帳らしい優しくてどこか物悲しい物語の1話でした。5期にもなると、似たような展開の話はいぜんにもあって、さすがにマンネリじみてきては居るのですが、もう夏目友人帳はマンネリも含めて、作品の味わいだという域に達しているので、これで見ていて満足できました。
今回のもさもさした妖は性悪ではなかったようで、多軌の家の中で迷っていたのを多軌が助けたという形になっているのですが、迷子の原因は多軌の祖父が家中に張った結界。この人は、禁忌の陣を編み出したことと云い、実力はあるのだけど妖が見えないだけに厄介な遺産を残していく人です。
それで、貴志とニャンコ先生が多軌の家を訪れて、陣が祓い屋の間で禁術になっていて、使っていると妖に絡まれるだけではなく、祓い屋との関係で厄介事に巻き込まれる、と忠告。貴志がソフトな言い方をしようとしているのに、何も斟酌せずにズバッと言い切ってしまうあたりがニャンコ先生の良さですね。
多軌はキチンと事態を受け止められるし、変に遠回りな言い方をするよりも直截に言ってしまう方が良いのでしょう。
そして、多軌の家にもさもさとは別口でちっちゃな兎の妖が紛れ込んでいるのがわかり、その妖の連れの兎の妖がはぐれて迷子になってしまい、ずっと探しているという。
それで、貴志たちは家中を探すことにするのですが、もさもさも家から出られたのに周囲をうろついていて、多軌という人の子と初めて触れ合ったことで心に引っかかりが出来てしまったため、貴志を手伝うこととなります。
首尾よく兎の妖の片割れも発見して、もさもさは二人を連れて、多軌の家から出て今回の騒動は解決します。
その際にもさもさは、人と妖とは縁を結んではならない、無意味な縁だから、この陣を禁忌にした人は優しい人だったのだと述懐し、今回のサブタイトルの回収をします。
夏目友人帳らしい優しくてどこか物悲しい物語の1話でした。5期にもなると、似たような展開の話はいぜんにもあって、さすがにマンネリじみてきては居るのですが、もう夏目友人帳はマンネリも含めて、作品の味わいだという域に達しているので、これで見ていて満足できました。