アニメ、マンガ、日常生活

天命を知る年になっても独身で、契約社員で貧乏暮らしをしているおっさんが綴る日常です。
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久生十蘭作品集  キンドルのおすすめ

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久生十蘭は昭和初期に活躍した作家で、かなり古い時代の人なのですが、文章が今読んでも生き生きとしていて、テンポも良く、現代的な感じがする作品に仕上がっています。

この作品集は青空文庫の成果をまとめたもので、73作品が収録されていて、99円。



青空文庫で読めば無料なので、好きな作品が決まっていたら、そちらで読めばよいのですが、まだ読んだことがない作品を試しに読めると思えば、まあ許容できる金額かと思います。






収録作は顎十郎捕物帳、キャラコさんシリーズ、ノンシャラン道中記シリーズ、平賀源内捕物帳、そしてかなりの数の短編が収録されています。
ここに収録されている中で、私が読んだことが有るのは顎十郎、魔都(長編です)ぐらいで、それほど詳しいとは言えないのですが、特に顎十郎が良かったです。
連作短編集なのですが、回を追うごとに最初は旗本だった顎十郎が浪人になって落ちぶれていくというのが面白いアイディアだと感じました。
今では、こうして作品が長く続いていく内に立場が変わっていく探偵は別に珍しくありませんが、基本的に社会的な地位が上昇していったり、長年の勤勉な労働の糧を得て、裕福な老後を送ったりというケースなのですが、戦前という早い時期にこうした流転の仕方をする名探偵って……。
久生十蘭のアイディアマンぶりが冴え渡っています。

有名なハムレットと湖畔が収録されていないのが残念ですが、平賀源内捕物帳あたりは評判も良いですし、楽しみです。

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