「無限の住人」 キンドルであちこちの巻が無料に。
「無限の住人」は、沙村広明のデビュー作にして代表作。93年に月刊アフタヌーンでデビューし、翌年に連載化します。
完結は2012年という長期連載で、当初は不死となった主人公・万次が、ヒロインの浅野凜の敵討ちを手伝い、敵を一人ひとり倒していくという異色時代劇でしたが、連載するウチに多数の登場人物が絡み合う構成となっていきます。
沙村広明は、1冊本の「ブラッドバーレーの馬車」が一番端的に出ていますが、かなり”趣味”がアレな人で、「無限の住人」にもその傾向は色濃く出ています。
しかも、絵の上手さは数多い漫画家の中でも屈指の才能であり、この筆力で、こうしたシーンが沢山出てくるのはかなり読む人を選ぶ作品になっています。
マイ・ベスト沙村広明は、やはり一冊本ですが「春風のスネグラチカ」で、ロシア革命の影に隠れた歴史を題材に、残酷で美しい話を展開していくというもので、ヨーロッパの優れた歴史小説を読んだような気になります。
また、「ハルシオン・ランチ」、「幻想ギネコクラシー」みたいなギャグ作品でも独特な感性のギャグを展開していて、才能の幅広さを感じさせます。
完結は2012年という長期連載で、当初は不死となった主人公・万次が、ヒロインの浅野凜の敵討ちを手伝い、敵を一人ひとり倒していくという異色時代劇でしたが、連載するウチに多数の登場人物が絡み合う構成となっていきます。
沙村広明は、1冊本の「ブラッドバーレーの馬車」が一番端的に出ていますが、かなり”趣味”がアレな人で、「無限の住人」にもその傾向は色濃く出ています。
しかも、絵の上手さは数多い漫画家の中でも屈指の才能であり、この筆力で、こうしたシーンが沢山出てくるのはかなり読む人を選ぶ作品になっています。
マイ・ベスト沙村広明は、やはり一冊本ですが「春風のスネグラチカ」で、ロシア革命の影に隠れた歴史を題材に、残酷で美しい話を展開していくというもので、ヨーロッパの優れた歴史小説を読んだような気になります。
また、「ハルシオン・ランチ」、「幻想ギネコクラシー」みたいなギャグ作品でも独特な感性のギャグを展開していて、才能の幅広さを感じさせます。