アニメ、マンガ、日常生活

天命を知る年になっても独身で、契約社員で貧乏暮らしをしているおっさんが綴る日常です。
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「電波女と青春男」 私の好きなアニメ

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

アマゾンのプライム会員特典のアマゾンプライムビデオから。
この「電波女と青春男」は、入間入間原作のライトノベルをスタジオシャフトでアニメ化したものです。
入間入間の独特な世界観を新房昭之監督の独特な演出で動かしていて、かなり雰囲気が出ているとおもいました。
この作品は原作のイラストレーターはブリキで、当時はブリキ絵の「はがない」もアニメ化されたのですが、ブリキ絵の雰囲気をより強く出しているのは「電波女と青春男」の方だったのでは無いかと思っています。







入間入間のデビュー作「嘘つきみーくんと壊れたたまーちゃん」はかなり陰鬱なストーリーであったのですが、この「電波女と青春男」は割りとコメディタッチにまとめられています。
ヒロインのエリオは、ちょっと現実離れしたぐらいの美少女なのですが、父親もわからないし、ある日、失踪して半年たって発見された時には失踪中の記憶を失っていて、そのことに心の中で折り合いをつけられず、人間離れした美少女と不可解な行動が周囲の嫉妬を買って、結局高校をやめてしまい、自宅に引きこもって布団を被って過ごすという設定。
それで失踪は宇宙人の仕業ということにして、やがて宇宙人を自称し始めるという痛々しさです。

これって、原作の1巻を読んだ時には、前作の印象もあって、エリオは誘拐されて半年間、性的虐待を受けていた記憶を封印するために、宇宙人の仕業ということで自分自身と折り合いをつけている……という流れになるものだと思いこんでいました。
しかし、実際の流れはそんなことはなく、このエリオと主人公の真との交流を中心に、真のクラスメイト(エリオの元クラスメイト)の流子さんや前川さんといった登場人物とのふれあいが描かれていき、後半は割りと普通のラノベのようになっていきます(結局、失踪時にエリオがどうしていたのかは触れられないままです)。

その安穏とした雰囲気でありながら、どこかに青春の頃に独特な静かな焦燥感を底流に流れているような作風が、良い感じでした。
原作の雰囲気を、アニメで上手に消化していて、決して高い人気を誇っている訳ではないのですが、私の好きな作品です。

「はがない」のような露骨なエロ展開は基本は無いのですが、ちょっとした動きやらカメラワークやら、かなりのフェチを感じさせる映像で、エリオの可愛さはどこか神秘的なものがありますが、肉巻的な流子さんのムチムチ感やら前川さんの脚とか、目を楽しませる要素もたっぷりあります。

それから、声優もハマっていて、エリオ役の大亀あすかはOP曲の出来も含めて、今の所ベストアクトになるでしょう。流子さんの加藤英美里も可愛さを十分に表現していますし、前川さんの渕上舞はのちに西住殿になるのですが、それとは全く違う淡々とした演技で個性を出しています。

蛇足。
どこで読んだのか忘れたし、正確にこのような話だったのかは定かでは無いのですが、こんな話を読んだ記憶があります。
「続きを作りたい新房監督が担当編集者にこの先どうなるのかを聞いたら、担当が冗談で、これ以上続けるとエリオが死ぬ結末になるので続けられないと答え、ショックを受けた新房監督が主要スタッフと本気でどうすればエリオの死を回避することができるのか討論した」
という話が流れて、新房監督アンチが「あいつは原作をちゃんと読んでない。エリオが死んでないのに、それがわからないなんて。ロクに原作も読まずにアニメ化するから原作レイプするのだ」と批判しまくってましたが、「いや、批判するのなら、脊髄反射でやらずにまず話しをよく読め。”このさき続けたら”……だろ」と一人で突っ込んだものです。
これが強く記憶に残っていうのは、私自身がぼんやり原作を読んでいて、確かにこのまま続けたら、結局は中盤以降は避けているエリオ失踪の話しになりそうだし、そうなると具体的なエリオの死という展開になるかどうかはわかりませんが、不幸で陰惨な結末になりそう、と思ったからです。
新房監督らスタッフも同じような感想を持っていたのかと思うと(だから、冗談を真に受けて本気で討論したのでしょう)、嬉しいような、それが全然理解されないのがやるせないような気持ちになりました。

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